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ラブドールと虫除けの共存について

前回の皆既月食の記事で少しだけ触れましたが、今年の秋は猛暑の間は身を潜めていた蚊が大量発生する恐れがあると警報が出ています。
以前の記事でラブドールと虫除けスプレーの害についてご紹介しましたが、蚊の被害を目前にした今、改めて確認しておきたいと思います。

ラブドールと虫除けの共存

おさらいになりますが、虫除けスプレーはディートが主成分のものと、イカリジンが主成分のものが大半です(他はハッカ油やハーブなど自然成分由来のもの)。
ディートの影響が特に大きいのはプラスチック。アクリルスタンドなどによく用いられるアクリル樹脂が虫除けスプレーをかけた手で触るだけで溶けたり、プラスチック製の腕時計のバンドにかかった飛沫がシミになって取れなくなったり、革製品の生地が痛んだりとさまざまな悪影響を及ぼします。
もう一方のイカリジンも「繊維によってはシミになったり変質する恐れがある」と注意書きがされています。また、自然成分由来のハッカ油にもプラスチックを溶かす成分が含まれているため、詰め替え用の瓶は必ずガラス製のものでないといけません。

蚊にはディート、イカリジンいずれの成分も有効です。また、蚊と言えばこれ、というイメージが強いキンチョウの「蚊がいなくなるスプレー」ですが、この製品の主成分はピレスロイド。他の殺虫成分同様、やはり電気製品や高級木製家具、精密機器、水性ワックス、ニス塗装部、プラスチック製品には「シミの原因になるのでかけないように」と注意書きがされています。
「部屋に広がるようにワンプッシュ(散布)することで蚊がいなくなる」という頼もしいスプレーではありますが、ラブドールを置いている部屋には撒かないようにしたり、この薬剤がついた手では触らないようにする方が無難です(そもそも部屋への散布用であり人体につけるためのスプレーではないので、極力触らないようにしましょう)。

まとめ

結論としては、ラブドールに薬剤が触れないように厳重な管理が可能であれば虫除けスプレー、それが難しければ虫除けキャンドルや蚊取り線香の利用が良さそうです。昨今の蚊取り線香はお香のように使えるものも出ており、臭いが気になるようならアロマの香り系のものがおすすめです。

できる限り短期決戦で済ませたい蚊との戦い。ラブドールに余計な害を与えてしまわないように、「虫除けスプレーがついた手や腕ではラブドールに触らない」を厳守していきたいですね。